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サステイナブルは簡単に言うと地球と人に優しい環境づくりを意識する考え方のこと

サステイナブルとは 交流・学習

最近よく聞く「サステイナブルファッション」「サステイナブルスイーツ」「SDGs」…つまり結局サステイナブルって何なの?

検索してみても出てくるのは英語の意味の翻訳と説明ばかりで頭に入ってこなくて
説明を読んでも説明の説明が欲しい状態でした。

サステイナブルがどういう意味なのか調べ、英単語の意味にとらわれていて本質を見落としている人も多い印象だったので自分のおぼえがきとしてまとめます。

サステイナブルが伝えたい本当の意味

大事なのは言葉に含まれている本質

サステイナブルを検索すると日本語にした意味も出てくるのでここでは割愛します。
なぜならこの言葉が伝えたい事はその単語の意味ではないから。

サステイナブルという単語が使われている時にその企業や人が大切にしているのは「地球と人に、より良い未来にしていくための考え方と行動」です。

リサイクルをさらに進化させ、リサイクルする前からエコを意識した試みです。

企業のサステイナブル

企業が商品にサステイナブルとつけている時は

  • 廃棄物や二酸化炭素を従来よりも排出しない、環境に優しい方法やエコ素材を使用
  • 長く使用しやすいデザインや性能
  • 使う上でゴミが出にくい、使った後の処分も簡単で地球にやさしい
  • これまで廃棄されていた食材や素材を使用した無駄な廃棄を減らす商品開発
  • 役目を終えた商品の処分や再利用方法の提案

これらに気を配る事で資源を守りゴミや廃棄を減らす、エコを意識して行動を続けていく事で地球にやさしい生活に繋がるのを企業と消費者が心がけるというのがいわゆる「サステイナブル○○(商品)」となります。

環境に配慮した商品作りと売り切るだけではなく買った後の事まで考えた商品を作っている事が多いです。
例えば流行りに左右されない型の服、使い終わったら回収してリサイクルがしやすい容器、ゴミのなるべく出ない梱包など。

サステイナブルな暮らし

サステイナブルな商品は企業側が提案し実践している商品作りとその考え方でした。

では全ての人ができるサステイナブルな暮らしとはなんでしょうか。

こちらも商品と似ていて同じ考え方に基づいています。

地球と人に優しい生活をするにはどうしたらいいか?

サステイナブルな買い物の選別

全ての商品にいきなり適応するのは無理ですが、普段の買い物の中で

「この商品はどのくらい使ってもしも使わなくなったら、使えなくなったらどう処分するか、その処分などの方法が自分で可能か」

など買った後どのような使い道があるかや使い終わって捨てる段階まで想像した上で自分は本当に使用するか、必要としているか、ゴミの出し方は大丈夫かなどを想定してから生活に取り入れます。

地域によってゴミの分別が細かくなっている事で何をいつどう捨てていいか説明を見ても分からない…と捨てられずに部屋に溜まってしまうケースも増えているようです。

先にあらかじめどういう処分方法の商品かを確認して、自分でも処分の仕方が分かっていればいざという時に困りません。
そのうえでなるべくゴミが出なかったりリサイクルできるものを選ぶこともできます。

最初は難しくても簡単な物から少しずつこの考えを取り入れていく事で様々な買い物をエコに地球にやさしく行う事が出来るようになります。

生活面も意識するだけでサステイナブルに

長期で使用しそうな商品を買う時、生活スタイルが変わり使わなくなった時に別の使い道もある程度考えておくとそれに合わせた物が選びやすく無駄を減らせます。

子供用の学習机も別の人が使うようになる可能性を考え机の高さを変更できるものや老若男女で好みが分かれないデザインを選ぶとか
子供用のワンピースは成長に合わせボタンを付け替えるとシャツになり、傷んで着なくなったら解いてひざ掛けや布巾に再利用できる素材やデザインを選んだりするだけでもただ買って使ってダメになったら終わり、よりも有効活用ができます。
これらもサステイナブルに沿った考え方です。

ちょっと番外編となりますが買う事ばかりではありません。

コンビニでもらえるプラスチックのスプーン、くれるからもらってしまって何かの時に使えるからとどんどんため込んで引き出しに溢れていませんか。
毎年毎月支払っている家賃や固定資産税のわずかな金額が、使わないプラスチックのスプーンの引き出しのために割かれていると思うと同じ金額を支払うなら引き出しももっと有効活用していきたくなります。

今あるものを捨てる必要はありませんが、不要な品は必要としている人に譲る気持ちで自分は断っても良いのです。

何事も行きすぎ・やりすぎは禁物

ハマると極端な方向に走りやすくなりますが、最低限度の生活をして何一つ買わないで擦りきれるまで使い余分な物は一切買ってはいけないというわけではありません。

長く使い、使い道も複数用意して、処分や譲る状況になった時の事、自分で管理しなくなった時やできなくなる時にどうするかを想定したうえで大切な物を増やし使用していくのが大切です。

自分にも人にもあれもだめこれもだめと抑圧するのではなく、色々踏まえた上で大切な物を見つけ、それで何をしたいか、どうしていきたいかを見極めます。

長く使えばそれだけ買い替えの労力も消費も減りますし、環境保護にもつながっていくので難しく考える必要もありません。
意識して心がける事で少しずつ長期的に地球と自分も含め人にやさしい生活になっていきます。

人と関わりみんなで暮らす上でのSDGs

SDGsも難しいことはありません。英単語の頭文字を集めたものです。これも何の言葉の略かは調べたら出てきます。

元々は国連サミットで2030年までに達成するために掲げられた目標で…とまた難しくなるのでこれもつまりはどういう事かというと

差別や不平等・地球を傷つける無駄をなくして、皆が安心して暮らせる地球と人になっていこうね

これだけです。子供にも大人にも分かりやすいです。
話題に上がるかは分かりませんが、小さい子や友人に聞かれたらこれなら説明しやすいのではないでしょうか。
さらに興味を持つようであれば一つずつを説明していけば教えやすいです。

これを細かく17の項目に分けて掲げているのがSDGsです。検索すると画像で表示されますがまとめると人間も含めて地球の自然や生き物に優しい環境を目指して皆安心安全にずっと暮らしていけるようにしよう、そのためにこういう事をしていこうと言っています。

毎日の生活の中で常にすべてを意識するのは難しいですが、自分が出来る事や心がけからコツコツと積み重ねるだけでも違ってきます。

サステイナブルって何?のまとめ

サステイナブルという単語自体はこの意味とは違いますが、結局今使われているサステイナブルは「地球と生き物がよりよい生活をできるようにしていくこと」を意味しています。

サステイナブルスイーツと言われたら廃棄品を救って無駄を減らしていたり環境に優しい方法や素材で作られているんだなと捉えれば大正解です。

サステイナブルファッションと言われたら長く使い続けられて、なおかつエコにこだわって作られているんだなと思えば大丈夫です。

消費を完全になくすことは生きていくうえで無理なので

地球と人に良い事、良い物を皆で提案しあい協力しあって作り使っていくエコな消費の輪を広げ、それを続けていく考えと行いです。

おまけ・サステナブル?サスティナブル?サステイナブル?

ここでは現在使われているサステイナブルの意味を説明しましたが、ネットではイが小さかったりそもそもイが入っていなかったり色んな表記が見受けられました。

英単語のSustainableをベースに考えるならサステイナブルと大きな”イ”を含めて読むのが一番近いです。
イを省略していても違和感がありますので、さす・てい・なぶる としっかり発音した方が伝わりやすいです。英語っぽく読むなら”てい”を一番高めの音で読んで、”なぼぅ”と消えつつ言うとそれっぽくなります

SDGsの注意点と懸念

サステイナブルについての説明は終わりですが、SGDsの取り組みについては今後さらに世界中で色々な形で広まっていくと思われます。

そこでSDGsの活動や考えで起こり得る・すでに起きている問題や注意するべき点をいくつか紹介します。

息苦しさ・辛さを感じる変化も

2022年1月からフランスで「衣服廃棄禁止令」が施行されました。

これは売れ残った新品の衣服を企業が廃棄する事を禁止するもので、違反すると罰金などが課されるようです。

外国だし企業の事だからピンと来ないかもしれませんが、日本も今後こういった動きがあるかもしれません。
それに衣服ではありませんがすでにそういう動きは増えてきています。

例えば最近で分かりやすいのは「脱プラスチックの流れ」ですね。

環境保護のためプラスチックの消費を減らそうと日本でもコンビニやスーパーのレジ袋を有料化する動きがありました。
同様に使い捨てのフォークやスプーン、割りばしの無償提供もなくなる方向へと動いています。

一見素晴らしい事ではあるのですが、ストレスを感じた人もいるのではないでしょうか。

規制や禁止での変化

  • ゴミ捨てに使用していた袋が有料化し、エコバッグを購入しないといけなくなった
  • エコバッグも汚れたり破れたりするので衛生面の注意と時々は買い替えが必要
  • 出先で使用して処分できる、汚しても捨てやすい商品が使えなくなる
  • これまでもらえていた物を処分するためにお金を払って手に入れないといけない

これはほんの一部です。

ゴミ袋は指定の物を使用しないといけない地域も多いですが、一端生ごみや小さなゴミをまとめてしっかり結んでおきたい時などはとても便利でした。

これによりプラスチックごみは減るかも知れませんが、影響を受けた人も多いです。
日本ではレジ袋が有料化した事で買わないと行けなくなった消費者をはじめ、レジ袋の製造業者の経営が苦しくなってしまったり、結局別の袋に入れて捨てないといけないためプラスチックみの削減よりも身近なストレスが大きく感じやすいです。

環境のためにとただ禁止・廃棄するだけだと、実際にはもっと考えられていたとしても大義のために個人が犠牲に、未来のために今が犠牲になっているような印象を受けるとその活動自体に悪いイメージが付きます。

制限をするとしても、これまで意識して行動してきた人でもストレスに感じたり、これまで例えばごみのポイ捨てをしていた人が有料になったからと言ってポイ捨てを止める事に繋がるかは何とも言えません。

普通のゴミでも、いくつかに分別して出すだけなら面倒だけどできる、という状態だったのが現在は地域によってはとても細かく分類して出さないと行けなくてしかもその分類が分かりにくく、厳しい地域へ引っ越した事でゴミが出せなくなりためこむようになったという人も増えてるようです。

本来はその意識を変えていきやすく、ストレスのかからないちょっとした行動の変化から繋げていくのがサステイナブルの「継続可能な」環境への取り組みになるのが逆に行き詰ってしまう可能性があります。

短期的なプラスがあっても続けにくい場合がある

禁止ではなく逆に「これをしてくれたらポイントをあげますよ」というご褒美システムが採用される場合もあります。

スーパーで買ったお惣菜の容器を返却するとお買い物ポイントをプレゼントなど。

けれどそれで始めた人は途中でポイントが下がったり廃止になったら続けられない、かといってずっとポイントを渡す事も出来ない仕組みになっていたら続かないです。

さらにはポイントがもらえると分かっていてもそれを得るまでの手間が異様に面倒だと続けられません。

容器もただ返却すればいいだけではなくお店が貼ったシールははがして容器に付いた調味料などは全部洗い落として完全に乾かしてから返却、となると家庭での手間は結構増えます。

最初は環境の為、ポイントの為とどちらかの目的があっても次第に面倒になったら続けられません。
試みとしては素晴らしいのに、ものによっては長期的な行動に続けられないシステムだったりします

これも試してみない事にはわかりませんが、そこから今更廃止も出来ないけど変更もしない、という流れにならないようアイディアを出し合い改善・臨機応変に対応して全員が始めやすく続けやすい形に持って行くのが今後の課題であり理想ですね。

消費者・一般人はどうしたらいいか

法律で禁止されたら従うしかなくなりますが、それ以外の事でいうとまずはよくその情報について調べ、自分でもそれがいいのか、続けていけるのかを考えてから行動していきましょう。

自分なりに出来る所からやっていく、というのがダイエットでも禁煙でも続けていくための鍵です。

様々な問題が深刻化してきて、反発したくなるような決まりが出来たりもします。

決まってしまった事に文句を言っていても改善には繋げにくいですし、これまで以上に一個人の考える力が求められるようになりました。

個人でも取り組みに参加しよう、同意する意思を見せようとイベントやチャリティ「~~チャレンジ」という物が流行ったりします。
が、それらも本当にその取り組みにポジティブに作用するのか?を参加する前に考える事が大事です。

問題を見つけた時も怒りをぶつけるだけのクレームではなく問題点の指摘・改善点を探し提案するというのが理想です。
そこまで考えるのも疲れますし行動に繋げるのも大変ではありますが、ダメだしで終わらずその先を考える、自分なら何が出来るか、どうすればそれを周りが実現できるか、実現してもらうには自分達に出来る事は何か…というのを考えていく。

私を含め「じゃあどうしたらいいのかとアイディアが浮かばない」と考える習慣が少ない人も多いと思うので出来る人が出来る所から、出来ないなりにも少しでも多くの人が考えていけるようになったらぐっと良くなっていくと思います。

長い目で・いろんな視点から見るようにする

目先だけの成功ではなく、継続してプラスになっていく事なのか、その行動で起きる悪い事はどんな事があるか・避ける方法はあるか・自分で対処していけるか…長い目で見てやる意義と価値があるのかをその時の感情だけでなく、一段階掘り下げて考えるくせをつけていきましょう。

また、よく起きがちなのは自分が推進したいあまり、行動が過激になってしまう場合もあります。

自分の信じ、実行していく事を紹介して広げていくのは素敵な行動ですが、知らぬ間に強要になっていたり、それ以外の事を受け入れられない・周りの事が見えなくなることがあります。

素晴らしい事だとしても押し付けられるとやる気が削がれてしまう人も多いです。

大切なのは広げたい本来の理由を忘れない事

そして人を変えようと動くのではなく

すすめたいのは何故か、その相手に伝えるにはどうしたらいいかを考えていく事です。

勉強しなさい・掃除しなさいと言うとやろうと思っていた気持ちすら消えてしまう事があるので

ではどうすれば押し付けずに相手がそれを自主的にできるようになるか?
相手に合わせ、寄り添って相談をしてお互いに改善と向上していけるように視野を広げていくとお互いに楽に、より過ごしやすくなります。

何かの為は難しい

未来の為、大義の為、地球の為…自分の為ですら何かを継続するのは難しいです。

そんな中で新しい事を取り入れ習慣化していくのはとても大変なので、とにかく最初は小さなことからを心がけてください。

やる気に満ちて一気に始めると後でやる気が途切れた時の反動が大きく結局継続が困難になったりします。

自分の生活の中で、紐づけやすい習慣を組み合わせるのを意識してみてください。

例えば

食事をしたら歯磨きをしないと落ち着かない

出先から戻ったら手洗いうがいをする

朝起きたらお湯を飲む

というように、当たり前に行う事って何かしらありますよね。
人によって生活習慣やどのレベルまで無理なく行えるかが違いますし、私自身まだ沢山のアイディアを出しているわけではないので具体的にこれを紐づけましょうとは言えません。

けれど

ゴミの日にゴミをまとめる時に何か不要な物はないかを確認するとか、

ちょっとゴミ出しで外に行く時に平気だからいいやと思わず雨や寒さ対策をする

これだけでも地球と人に良い事に繋がって行きます。
こんなのが?と思うようなことでもできるので自分が疲れない範囲から出来る事を見つけて試してみるだけでも大きな一歩なので、そうやって少しずつ取り入れていくと楽です。

何かの為、誰かの為と思うとその分気負ってしまうこともありますし、自分の為だけだったら別にいいやと思いがち。
それに何かのため、と思うと上手く思い通りに進まなかった時にそれ自体を責めたり原因だと思ってしまいやすくなりかえってストレスに変わる事があります。

気負わない範囲での少しの変化をまずはできるものから”当たり前”に持って行くのを心がけてみましょう。

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